クルマ買取たまちゃんのブログ

ストレスフリーな買取を実現するハッピーカーズ大田田園調布店のブログ。買取の仕事の裏側、大切にしていること、日々の生活などを綴ります

50台のクルマに乗り続けた人の話

おはようございます!
ハッピーカーズ大田田園調布店です。


昨日も電話がなり続けました。この時期の売却はホント多いですし、多くの人は4月1日時点の所有者に課税される前に、とのことですが、そんなこととは関係ない人ももちろんいます。この時期に査定額を聞いて年度内に売るかどうか考えると言われても対応できない可能性が高いです。普段は「すぐに決めてください」とは言わないですが、このときばかりはお伝えしています。


昨日引取をさせていただいたお客様は、70代後半。息子さん夫婦が転勤から戻ってきて同居するのを機に自分が乗っていたクルマを手放すとのことでした。ご自身のクルマもほとんど乗っていなかったようで、もういらないから、とおっしゃっていました。


手続きをしながら、地域の話やら代々のクルマの話で盛り上がりました。「クルマが好きで今までに50台ぐらい買ったかな。だいぶお金使いましたよ。妻は呆れていましたが、昔は今のように楽しめるものが少なくて、いつでもどこでも遠くまでいけることが楽しかったんです。箱根とか軽井沢とか奥多摩とか熱海とかいろいろ行きました。数え切れないですね。今は目も悪くなって買い物ぐらいしか乗らないし、息子たち家族も来るので、来年免許返納しようと思っている」。


お話を聞いているうちにホントにその方の生活が目に浮かぶようでした。以前の楽しみ方というか、クルマとの距離感がとても心地よかったです。裕福でないとクルマに乗れない時代でしたし。今でも維持費を考えて手放す人はいますが、それとはまた別の思考なんですよね。


クルマがほしいと思う動機はそれぞれですけど、自分の愉しみのため、というのが一番贅沢だと思いますし、それができることがすばらしいことだと思っています。切り詰めるところは切り詰めて、自分が本当に好きなことにお金をつぎ込むことは多くの人にできることでははないです。お金は稼ぐよりも使うほうにその人のセンスがでると常々思っています。H様楽しい話をありがとうございました。


さて、今日は手続きの連続なのと、昨日仮ナンバーも借りたので、抹消されているクルマを動かしたり、忙しくなりそうです。
よいカーライフを!