クルマ買取たまちゃんのブログ

ストレスフリーな買取を実現するハッピーカーズ大田田園調布店のブログ。買取の仕事の裏側、大切にしていること、日々の生活などを綴ります

「あなたの愛車を最大に高く売る方法」は本当なのか?

おはようございます!
ハッピーカーズ大田田園調布店です。


ウチの卓球スタジオに来る人たちが「また来年〜」と言いながら帰っていくのを聞くと、「もうそんな時期なのか」と思ったりしますが、自分の仕事はまだまだやることがあり、いろいろ必死です。経験を積むことは、経験しないことよりはるかによいことですが、経験だけではやっぱりだめか、と思うことも少なくないです。経験から何から学ぶか、と人の経験を学ぶことも極めて重要なことだと思います。人の経験は話を聞いて終わり、ではなく、やっぱりきちんとした書籍から知識を得ることも必要だなと思うのです。


昨日お送りしたメルマガですが、多くの人に読まれているようです。以下、転載します。
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前回告知いたしました【自分のクルマはいくらぐらいなのかキャンペーン】には3名の方に連絡をいただき、やりとりさせていただきました。いずれの方もゆっくり検討してよい買換ができるといいなと思いました。


さて今日は、中古車売却のための情報をいかに収集するか?というテーマです。唐突ですが、このサイトをご覧になった方はいらっしゃいますでしょうか。弊社もときどき買取業者側として登録することがあるサイトで、このサイトを通じてお会いした方も(少数ですが)いらっしゃいます。



ここに出てくるラパンの事例ですが、信じる人がどれだけいるのでしょうか。
「輸出するから高く買い取れます」という文言は営業マンも使ったりしているようですが、信憑性はいかほどかと思っています(9年落ち、9万キロのラパンだと現実的な相場は13〜23万ぐらいでしょうか。ちなみに相場と買取金額は必ずしも一致しません。このテーマについてはまた改めて記します)。
もちろんある特定の車種、年式、距離のクルマは輸出されることが多く、そのことによって相場が形成されている部分があるのは事実です。ただ、我々が日々見ている相場は「すでに輸出(されるであろう車両のデータ)を含めた相場」なわけです。
その相場が2021年に入ってから急騰とは聞いたことがありません。輸出を持ち出すことで、お客様に「高価買取」の印象づけているだけかもしれません。


このサイトに限らず、似たようなトーンのサイトを複数見かけたりします。もっと言えば、クルマに限らず情報サイトはキャッチーな言葉でサービスを利用・購入させる例は、枚挙にいとまがありません。ネットには、便利なサービスが次々と誕生していますが、その裏側でサービス提供社による、過激な集客合戦が行われていて、淘汰も激しいのです(とある大手が展開している中古車一括査定サービスが来年の1月で終了のようです)。これらのサイトでは刺激的な言葉で消費者心理を煽ることが常套手段になっていますが、こういう時代ほど、裏を見抜くチカラが必要なのだと思います。メディアの情報を見抜くチカラ(=メディアリテラシー)です。冒頭のキャンペーンの方にはそういうお話もさせていただきました。


こういうサイトを通じて出会ったお客様のクルマを査定し、現実の金額を提示し、想定外の金額に躊躇しているお客様に激しく売却を迫る業者は「目安を知るために利用されたくない、売却時期が決まっていない客とはつきあわない(ただし高級車は別)」というのが本音だと思いますが、信頼関係が築ければ、相場やそのほかの情報はいつでも伝えられるわけです。この種のサイト以外での出会いにおいても当然のことですが、両者の関係性は相手の気持ちを汲み取ることで初めて成立するものです。ネット時代にあっても(いや、こういう時代だからこそ)、これからの企業づくり・人づくりは、お客様との関係構築が大きなテーマだと思っています。それでは、また!


P.S.:余談ですが、私(=吉田)はイギリスの大学院(修士課程)でメディア・コミュニケーションを専攻し、サブテーマがメディアリテラシーでした^^「ホントかよ??」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この情報はホントです^^。
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今日も打ち合わせや手続きなどあります。オンライン会議もありますね。
よいカーライフを!
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