クルマ買取たまちゃんのブログ

ストレスフリーな買取を実現するハッピーカーズ大田田園調布店のブログ。買取の仕事の裏側、大切にしていること、日々の生活などを綴ります

合同査定を提案され5社に来てもらったら…

おはようございます!
ハッピーカーズ大田田園調布店です。


陸運局→軽自動車自動車協会→査定2件でした。最初の査定では、オーナーさんが5社を一斉に呼び、それぞれ数字を出してもらってから検討しようと思っていたみたいですが、その場の業者から圧力がかかった提案により、その場で決めることになりました。僕は、「持ち帰ってそれぞれを決断すればいいですよ、売却のタイミングを決められないなんておかしいじゃないですか、ご自身のものなのに。この場で決めるのであれば自分はやめます」と言い「そうだよね」と一度納得し、各業者に伝えたものの、「今日だけの金額なのですぐに決めてもらわないと困る」「どうせ売却するのだったらここで決めればいいじゃないですか」「あとでそれぞれの業者に連絡するのも面倒ですよ」「上司にどこが決めたか報告しないといけないので」と4社の人間がまくしたてるように迫り、結局オーナーさんはその場で決めることにしました。僕はその場から降りることを伝え帰りました。


おそらくですが、5社を同時に呼んだのはある業者からの提案です。「一緒にやれば楽ですよ、お時間もないことでしょうから」と伝え、合同査定をセッティングさせます。その時点ではお客さんは、一斉に数字を出してもらって検討できる、時間の節約になる、と思っています。ただそうはいきません。上記みたいに「ここで決めろ」みたいな雰囲気にもっていくのです。慣れていない人だったら絶対にいいなりになってしまいます。彼らはみんな仲良し、顔見知りです。査定の合間もずっと話をしていますから。オーナーさんも談合を疑ったみたいですが、「そんなわけないじゃないですか〜我々はライバルなんで1円でも高くつける努力をしているんですよ」とか。同時に数社を呼ぶということは、業者との対応に慣れていなければ、1対数社の構図になるということです。その状況の中で自分の思いを貫くことは困難です。これだけは知っておいたほうがよいです。


それにしてもホントアホな会話です。あのあとどこか一社に決めさせて、契約書を書かせます。「お客さんも心配でしょうから、ちゃんと契約しますよ」とか言って。安心するのは業者のほうなんですけどね。会社にもいい顔して報告できるし。キャンセルはほぼできないようになっているし。


僕はその後、次の査定に向かいました。パサートでした。感じのいい若いオーナーさんで、和気あいあいとクルマのことを話しをしながら金額を出して「ご検討ください」と伝えたら、「いやここで決めます、お願いします」と。話の内容からはそんな雰囲気はなかったので、驚きました。同時にその前のお客さんは辞退してよかったと思いました。所有権がついていたので、解除の方法や手続きをその場でお伝えして、帰りました。どうやったらそういう判断ができるのか、は常に向き合わないといけない問いですね。


縁のある人ない人がいて当然。縁ある人のほうがわずかです。だからこそ大事にしたいですし、自分の信念を曲げてやることは自分の成長を止めるなとも思いました。お客さんが悪しき習慣にはまらないためにやることはたくさんあります。


今日もよいカーライフを!