おはようございます！
ハッピーカーズ大田田園調布店です。

昨日は平成8年に新車で買って今まで乗り続けている方のクルマを査定させていただきました。この年代のクルマはたまに見るものの、ワンオーナーは珍しいです。「身体の一部みたいになっていまして」と。そうなんだろうなと思います。道具が身体化する、というのは長い時間をかけないとできないことです。職人さんもそうだと思いますが、自分の身体のように動かせるというのはなかなかできることではないですし、今のクルマはコンピューターが多く、そういう感覚にならないのではないかと思います。ただ、故障している箇所も多く、車検を通すのに、60万以上かかるとか。悩ましい判断です。距離は15万キロオーバーらしいですが、オドメーター、タコメーターも故障しています。

新しいものはいい、新しいものに買い替えたい、というのは当たり前の感覚かもしれませんが、クルマの世界にはそうではない人たちもたくさんいます。「直しながら走る」みたいなことを楽しんでいるような。そういう趣味を持ち続けられるというのは、よっぽどのことだと思うのです。旧車に乘る覚悟というか。私達はいたるところでみかける広告で消費を煽られています。「おれはこれで満足」という言い切れることって自分にはあるかなと思ってしまいました。オーナーさんはまだ迷われているよう。乗り続けてほしいなと思いました。

今日もよいカーライフを！
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