クルマ買取たまちゃんのブログ

ストレスフリーな買取を実現するハッピーカーズ大田田園調布店のブログ。買取の仕事の裏側、大切にしていること、日々の生活などを綴ります

自分のクルマを売却したときのこと

僕がこの仕事を始めたのは、かつての苦い経験があるからです。
独身時代にクルマ(Volkswagen Golf GTI)を買いました。初めての新車です。ところがその直後に結婚とアメリカ滞在が決まりました。無計画さは当時も今も変わりません^^;


アメリカ滞在中は実家にクルマを預けて、たまにエンジンをかけてもらっていました。戻ってきてから引っ越し・転職をしたこともあり、すっかりクルマがいらない生活になりました。週末のたびに「クルマのらなくちゃ」と思っていた記憶があります。そんな気持ちになりながら所有するのもへんな話だし、駐車場代ももったいないし、ということで売ることを考え始めました。


当時は一括査定サイトはなく(知らなかっただけかな?)、ある週末に近所の買取屋さんを何社かたずねました。1社目で「どこでも同じ金額ですよ」と言われましたが、何社かの見積もりが知りたかったので、ほかも回ることにしました。世田谷区にある、そのあたりの地域ではいちばん大きな会社に行きました。そのときの若い営業マンがすごかったです。


「うちには高く買い取れるシステムがある」と力説していましたが、なかなか金額を出しません。早く出してほしいとお願いして提示された査定金額が思いのほかやすかったので、難色を示していたら、「上司に交渉してくる」と言ってきました。かなりの時間待たされました記憶があります。その後、少し上乗せした金額を提示され、「これでギリギリだ、他に行っても同じだ」と(「どこへ言っても同じ」というのは常套文句なのだとその時知りました)。あまりにもやりとりが長かったので、これでもういいかと思い、契約することになりました。帰ろうとしたところ、翻されることを危惧したのか「自宅まで送っていくから、今日引き取らせてくれ」と言ってきました。あまりに強引でした。
その後も書けばいろいろあるのですが、今考えると、自分はいいお客さんだったなと思います。それにしても、あの営業マンの態度は、未だに鮮明です。その店舗はもうなくなりましたが。交渉時間を長くして、判断をせまるのは、ホントによくないなと思います。


こんな経験をしているので、お客様には納得してから決断してほしいと思っています。私たちが提示した金額に常に満足していただけるとは思っていません。思いや愛情が込められていればなおさらです。そんなことも含めて最終的な判断をしていただければと思います。その結果、私たちを選んでいただけたのであれば、それがご縁なのだと思っています。